令和4年度通常総会会長あいさつ
令和4年度通常総会開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
一昨年度から引き続いている、新型コロナウイルス感染拡大により、国民生活には大きな影響がでており、終息の目途も未だに立っておりません。本日は、そのような状況の中においても、皆様方の御出席を賜り、通常総会をこのように開催できますことを、感謝申し上げる次第でございます。また、本日は大変お忙しいところ、千葉県県土整備部災害・建設業担当部長の渡邉様にもご出席をいただいております。渡邉様からは、後ほどご挨拶をいただくこととなっておりますのでよろしくお願いいたします。
千葉県においては、毎年のように台風や集中豪雨による大きな災害が発生しており、県民の生命財産を守るための事業を加速して推進することが求められています。また、地震災害等に強い安全・安心な県土づくりにおいて、社会資本整備の基礎を担う測量設計業の役割は極めて大きなものがあります。測量設計業に従事する方々を対象とした技術研修を継続的に実施し、優れた技術者の育成を図り、また、新たな人材の確保も極めて重要であると考えます。
令和4年度は、メインテーマを「県土強靭化に貢献するICT産業を目指して」とする、第9次5か年計画の2年目となります。公益事業を中心とした協会活動の充実を図り、これまで以上に県民の皆様から県土の強靭化の重要性及び測量設計業の役割に対するご理解を得られるよう努力してまいる所存でございます。会員の皆様には、このような状況を踏まえ、公益社団法人としての当協会の取り組みについて、一層の御理解、御支援をお願いする次第であります。
本日の通常総会は、議決案件が、令和3年度事業報告、決算、任期満了に伴う役員選任の3件、また、報告案件が、令和4年度事業計画、予算の2件でございます。
詳細は議事の中で説明申し上げますが、令和3年度の事業では、県民講座及び経営改善研修会をWeb方式で実施したこと、人材不足・後継者不足に対して協会のプロモーションビデオを作成し公開したこと、地籍調査に関するUAV測量の実証実験を行い、これもWebで公開したこと等が特筆すべきものとしてありました。これらを含め、コロナ禍ではありましたが積極的に事業を展開しました。創意工夫を凝らして事業を実施した結果、決算は黒字で終えたところです。
さて、本総会をもちまして現在の役員の任期が終了しますので、議案第3号には役員選任の件を上程させていただいております。
これらについて、よろしく御審議下さいますようお願い申し上げます。
報告事項でありますが、令和4年度の事業計画では、県民講座や技術研修会、すでに実施しました経営改善研修会、小学校測量体験学習、高等学校測量実習、自治体職員の測量研修、地図展等はコロナ以前の形での再会を予定しています。また、人材確保事業では、新入社員を中心とした初級者研修やプロモーションビデオの続編の作成等も予定しています。引き続きのご協力をお願いいたします。
結びに、皆様方の益々の御健勝を心から祈念いたしまして開会に当たっての挨拶といたします。
令和4年5月11日
公益社団法人千葉県測量設計業協会
会 長 古 里 弘